映画「知事抹殺」の真実、主演、監督情報
このページでは、映画「知事抹殺」の真実、キャスト情報についてまとめています。記載している情報は、執筆当時のものとなりますので、予めご了承下さい。

主演:佐藤栄佐久
1939年福島県郡山市で生まれる。幼少期、本宮市に転居したが中学生からは再び郡山市で育った。福島県立安積高等学校、東京大学法学部卒業。
日本青年会議所での活動を経て1983年、参議院議員選挙初当選、87年大蔵政務次官。88年福島県知事選挙に出馬し、平勇雄の引退に伴う福島県知事選挙に伊東正義や斎藤邦吉の支援を受け、参議院議員を辞職して出馬し当選を果たした。その後5期18年の間、県民の絶大な支持を受け「地方分権・地域主権」の旗印の下、道州制、原子力エネルギー政策、数々の国策に真っ向から異議を唱え「闘う知事」と呼ばれた。しかし2006年9月に実弟が関与した汚職事件の追及を受け、5期目の任期途中での辞職を表明し9月28日、福島県議会の同意を得て知事を辞職した。後日、自身も収賄の容疑で逮捕された。本映画はその背景と事実を描く。

監督:安孫子亘
1959年北海道小樽市で生まれる。自身は1995年から2年にわたりアフリカのケニアに移住し野生動物の映像制作に取り組む。
帰国後は短編記録映像製作を経て、2011年より檜枝岐歌舞伎の背景を写し取った「やるべぇや」、会津の語り部を記録する「生きてこそ」、自然と生きるマタギの姿を描く「春よこい」と精力的に長編ドキュメンタリー映画を撮り続けている。「知事抹殺」の真実についてはこのように述べています。
「映画の制作を決意し、初めて佐藤栄佐久氏にお会いした。
罪を犯す人ではないことは、すぐにわかった。未だ冷めることのない栄佐久氏の国造りへの情熱が、大量の資料と共にマシンガンのように私に浴びせられた。2006年突然の失脚。どうにもならない過酷な特捜の手段に、自決を決意した心境は誰にもわからない。この映画でその憂さを晴らせるとは、到底思っていないが、国民すべての人に、この事件の真相を知ってほしい。命がけで日本を変えようとした佐藤栄佐久を世界中の人に知ってほしい」
同監督の作品には以下のようなものがあります。
- 日本テレビ「太古の森の物語」 ギャラクシー賞選奨
- TBS「ダーウィンに消された男」 日本民間放送連盟賞
- テレビ東京「蜃気楼の王国」日本民間放送連盟優秀賞
- 1995~97年アフリカ ケニアに移住 野生動物の映像制作
- 1999年 栃木県那須に拠点を移しドキュメンタリー作品を製作
- 2004年 「月ヨノ」 世界自然野生生物映画祭出品
- 2005年 「SAKURA桜~田の神」 アメリカ ジャクソホール国際映画祭出品
- 2011年 ドキュメンタリー映画初監督作品「檜枝岐歌舞伎 やるべぇや」~山形国際ドキュメンタリー映画祭2011「ともにある Cinema with Us」コミュニティシネマ賞
- 2012年 東日本大震災後、拠点を福島県南会津の下郷町に移し、ドキュメンタリー映画を制作。
- 2013年 「生きてこそ 会津の語り最後の伝承者 山田登志美」
- 2015年 「春よこい 熊と蜜蜂とアキオさん」
- 2017年 「知事抹殺」の真実 2017年度国際映画祭Digital Box Office Awards 正式出品、2017年度35回「日本映画復興会議」日本映画復興奨励賞受賞、2018年度 江古田映画祭グランプリ受賞
- 2019年 「奇跡の小学校の物語 この学校はなくさない」
- 2021年 「霧幻鉄道 只見線を300日撮る男」